中国の国内線は全ての省・自治区の大、中都市を結んでいます。
航空会社は中国民用航空総局（中国民航、CAAC）の系列会社がメインで、最近は地方航空もあります。

中国民航と、日本に就航している航空会社へのリンク

・中国民用航空総局

中国系航空会社
・中国国際航空公司
・中国東方航空公司
・中国東方航空西北公司
・中国南方航空公司
・海南航空公司
・廈門航空公司
・上海航空公司

日系航空会社
・日本航空
・全日本空輸

国内線の場合、少なくとも出発時間の１時間前には空港に着いているようにしましょう。
最近北京首都国際空港第三ターミナルが供用開始になり、事前空港到着時間が大きく見直されましたので、国内線利用でも90分前に到着したほうがよいでしょう。

　　　　　　　　　

中国の鉄道網が全ての省・自治区を結んでいます。青海チベット鉄道（青蔵鉄道）は世界で最も標高の高い鉄道として記録されており、日本の一部の旅行会社では『天空列車』と称したツアーも人気を博しています。
中国の鉄道は席クラスがいろいろあるので、予算や好みに合わせての移動ができます。

座席の種類の一例

・硬座（YINGZUO）
最も運賃の安いシートですが、長距離移動には向きません。

　　　　　・軟座（RUANZUO）
寝台車両なしの短距離運行列車だけにある席で、日本で言うグリーン車に相当、
硬座に比べて割高になります。

　　　　　・硬臥（YINWO）
3段ベッドの寝台車、上、中、下と三段に分け、料金も違います。
下の段が割高になります。仕切りもなく人の出入りも多いので、貴重品の管理には
充分な注意が必要です。
日本で言う二等寝台に相当します。

　　　　　・軟臥（RUANWO）
コンパートメント式の寝台席で、上下２段のベッドがあります。向かい合わせで、四人
が一部屋になり、仕切られています。列車旅行にしては一番高い料金になります。
蒲団や毛布などが予め用意されているので、長距離旅行には向きますが、その分
料金も割高です。また基本的に供給が間に合っておらず、乗車券のほとんどは事前
予約が必要です。

長距離列車の場合には乗車する際は、列に並んで入場する場合があるので、特に荷物を持った場合は発車時刻の１時間前ぐらいには駅に着いておくようにしましょう。

最近一部大中都市間を『動車組』と称される快速列車が走っています。これには大きい荷物の持ち込みには不向きですが、平均時速200キロ以上とビジネスや短距離旅行にはいいでしょう。

　　　　　　　　　

市内を多数走っています。目的地まで直接行ってくれますから、観光旅行では重宝する移動手段です。
無用なトラブルを避けるため、乗車前に営業証明書とメーターがあることを確認しておくといいでしょう。
初乗り料金は地域や車種によって変わりますが、およそ3kmで10元前後と考えておいてください。
それ以降は1kmごとに2元程度が普通です。

　　　　　　　　　

主に北京、上海、天津、広州など大都会で運行されています。運賃は距離に関係なく均一料金のところもあれば、距離で変動するところもあります。

　　　　　　　　　

一部のホテルでは自転車のレンタルを行っているところもあります。市内の観光などには便利です。

　　　　　　　　　

湾岸の主だった都市を結ぶ海上航路もあれば、長江を中心とした内河航路もあります。値段は距離によって大きく変わります。

　　　　　　　　　

飛行機や鉄道で行けない地域にも路線が延びていますので、特に地方の小都市や町を訪れたい場合には便利です。席はさほど広くないので、長距離移動の時には高級バスまたは寝台バスをチョイスした方がいいでしょう。

また、当日でも切符が手に入れられるという面も大きなメリットです。もちろん前日までに購入しておいたほうが無難ですが、最悪の場合、発車の１時間ほど前でもチケットを購入することができます。切符を持っている場合でも、余裕を持って３０分前にはバスターミナルに着くようにしましょう。